熊本県産 ピオーネ
【由来と特徴】
ピオーネは、昭和32年、静岡県の井川秀雄氏によって、巨峰とマスカットを交配して生まれました。ピオーネという名前は、イタリア語で「開拓者」という意味を持ちます。色は濃い紫から紫黒色をしており、粒は非常に大きく食べ応えのあるブドウとして知られています。果汁が豊富で、糖度が16度以上にもなる甘さと、それをバランスよく支える酸味が特徴です。
【熊本の特産】
熊本県は、その豊かな自然環境と気候でブドウ栽培に適した地域として知られています。こちらのピオーネは、この熊本県でのみ栽培され、その品質と風味に自信があります。
【種なしのニューピオーネについて】
通常のピオーネにジベレリン処理を施すことで種無しに育て上げられるのが「ニューピオーネ」です。このジベレリン処理は、デラウエアと同じ方法で行われます。
【食べ方の提案】
ピオーネの果皮はやや硬いため、剥いて食べるとより美味しく楽しめます。粒の先端に薄く十字の切り込みを入れて果頂部から剥くと、簡単に剥くことができます。さらに、花びらのように半分だけ剥いて飾り付けると、見た目も魅力的なデザートとして楽しめます。
【収穫時期と旬】
熊本県産のピオーネは、ハウス栽培のものは4月から、露地栽培のものは8月から収穫されることが多いです。8月下旬から9月いっぱい、そして10月の初旬が特に旬とされています。