熊本県産の「にっこり梨」をご紹介します。この梨は、1996年に品種登録された晩生の赤梨で、10月中旬から収穫が始まります。特に貯蔵性が高いため、お正月まで新鮮な状態で楽しむことができます。
しっかりとした肉質で甘みが強く、酸味は控えめで非常にジューシー。さらに、驚きの大きさで、一つの梨の平均重さはなんと800gを超えます。この大きさと味の良さは、「新高」と「豊水」という二つの定番品種を組み合わせた結果生まれた特徴です。
「にっこり」という名前の由来は、栃木県の観光地「日光」と、梨の「り」を組み合わせたもの。この名前通り、食べるとにっこりと笑顔になるような味わいが特徴です。
購入する際のポイントとしては、果皮の張りやざらつきを確認し、しっかりとした重さを感じるものを選ぶこと。熊本県産の「にっこり梨」は、見た目のゴツゴツとした形よりも、中身のジューシーさと甘味が魅力です。
保存に関しては、新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存するのが最適。そして、最も美味しい食べ方としては、縦にくし形切りにして、甘みを均等に感じながら食べることをおすすめします。また、多くの量がある場合は、梨をすりおろして肉のソースとして使用すると、一風変わった風味を楽しむことができます。
この時期、10月下旬から12月中旬までが旬の「にっこり梨」。熊本県産の特別な味わいを是非、この機会にご堪能ください。
