特徴と背景
農研機構が誇る「凛夏」は、近年の温暖化の中でも安定して生育する、新世代の和梨です。選抜育成の結果、「豊水」と「おさ二十世紀」、「あきあかり」の優れた特性を受け継ぎ、大果で食味良好な早生種として誕生しました。
果実の魅力
果実は平均500g前後、果形は均一で円形、表面は滑らかな黄褐色。果点はやや大きめですが、全体的に均整が取れています。果肉は白くてジューシー、糖度は13度前後という高さで、しっかりとした甘味とほんのりとした酸味のバランスが特徴です。
産地と旬
特に九州地方での栽培に適している「凛夏」は、新しい品種として各地でその可能性を試されています。早生品種として、「幸水」とほぼ同時期、8月中旬から9月初旬にかけて収穫されるので、夏の終わりから初秋の時期にかけての旬を迎えます。
おすすめの食べ方
シャキシャキとした食感と甘みを楽しむために、冷蔵庫でよく冷やしてからそのまま食べるのがおすすめ。また、サラダやデザートにも最適です。
「凛夏」梨は、その名の通り、夏の終わりの清々しさと早秋の豊かさを感じさせる一品です。この機会に、新しい和梨の風味と魅力をぜひご堪能ください。
※梨には「うるみ・みつ症」という現象が一部に現れることがあります。出荷前には検査を行っておりますが、完全には防ぎきれない場面もございます。商品にこの現象が半分以上見られる場合、寄付いただいた自治体までお知らせください。必要に応じて交換対応いたします。