「幸水」は日本が誇る梨の最上級品種であり、「豊水」、「新水」と並ぶ“三水”と称される赤梨の一つです。その優れた品種は、農研機構果樹研究所における繊細な育種技術の産物で、「菊水」と「早生幸蔵」を交雑させて誕生し、1959年に公式に命名されました。
その特徴は、重量感のある果実とその果皮の色合いに現れています。一つの果実は250〜300g程度の大きさで、時期や栽培環境によって、果皮の色は褐色あるいは黄緑色を帯びた褐色となります。幸水の名前は、親品種である「菊水」と「早生幸蔵」から1文字ずつ採用されています。
味わいは、甘さと適度な酸味の絶妙なバランス、そしてたっぷりと詰まった果汁が特徴です。これらの要素が組み合わさって、高い評価と人気を獲得しています。
幸水梨の魅力を最大限に引き出すための選び方として、果皮に張りがあり、手に取った際に適度な重みを感じ、全体がふっくらとしているものをおすすめします。また、シーズンの途中から褐色のものが増えてきますが、その色合いは熟度を示すものではなく、味の良さは保証されています。
梨は、環境の影響を大きく受ける果物です。保存には冷蔵庫の野菜室を利用し、新聞紙で包んでポリ袋に入れることをおすすめします。また、購入後はできるだけ早くお召し上がりいただくことをお勧めします。
梨は多目的に使用可能で、フレッシュなまま食べるだけでなく、コンポートにしたり、料理にも利用できます。また、スライスしてアイスクリームのトッピングにしたり、タルトに使用したりすると素晴らしいデザートになります。
日本全国で栽培されていますが、特に千葉県、茨城県、栃木県が主な産地です。日本フルーツ株式会社では、これらの地域から最高の旬を迎えた幸水を厳選してお届けいたします。幸水の旬は7月から9月で、特に8月は出荷のピークとなります。
長年の経験と努力が結実した幸水をぜひご堪能ください。
※梨には「うるみ・みつ症」という現象が一部に現れることがあります。出荷前には検査を行っておりますが、完全には防ぎきれない場面もございます。商品にこの現象が半分以上見られる場合、寄付いただいた自治体までお知らせください。必要に応じて交換対応いたします。
