豊かな甘みと肉厚な果肉が特徴の「新高（にいたか）」梨のご紹介です。この新高梨は、平均サイズが450～500gと大きなサイズが特徴で、1kgほどに育つこともある稀有な品種です。甘味が強く、酸味は控えめで、やわらかくて多汁な肉質が特徴です。
1927年に命名されたこの新高梨は、新潟県の「天の川」と、高知県の「今村秋」を両親とすることから名づけられました。しかし、近年の遺伝子解析により、「今村秋」ではなく「長十郎」が親の可能性が高いとの発見がありました。
見た目には全体的なふっくらとした形状が特徴で、果皮に色ムラがなく、果皮に張りがあるものが良品とされます。その重量感も新高梨の大きさを感じさせてくれます。また、サイズが大きく肩がゴツゴツしていることがありますが、それは新高梨の独特の特徴と捉えていただければと思います。
保存については、新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管することが理想的です。鮮度が良ければ1週間程度は持ちますが、なるべく早く食べることをお勧めします。
食べ方については、大きなサイズの新高梨は8等分の縦長にカットするくし形切りがおすすめです。また、消費しきれない場合は、コンポートにしたり肉料理に使用したりすることもおすすめします。
新高梨の旬は9月から10月頃で、10月頃が出荷の最盛期です。そのため、この時期は特に新鮮な新高梨をご提供できます。
私たち日本フルーツ株式会社の本拠地である熊本県は新高梨の最大の生産地であり、全体の約15％を占める約116ヘクタールの作付面積を誇ります。そして、千葉県や新潟県もこの新高梨の重要な生産地となっています。
この素晴らしい新高梨の魅力をぜひ一度、ご賞味いただければと思います。その豊かな甘みと風味をお楽しみいただければ幸いです。
※梨には「うるみ・みつ症」という現象が一部に現れることがあります。出荷前には検査を行っておりますが、完全には防ぎきれない場面もございます。商品にこの現象が半分以上見られる場合、寄付いただいた自治体までお知らせください。必要に応じて交換対応いたします。
