熊本県の地域・自治体調査

熊本県には、飽託・上益城・宇城・玉名・鹿本・芦北・天草・八代・球磨・菊池・阿蘇の11地域があり、それぞれの風土・気候・地形の特色を活かして、多彩な果物が栽培されています。

たとえば、高冷地の阿蘇地域ではブルーベリー、温暖な天草地域では柑橘類など、地域ごとに異なる個性豊かな果物が育まれています。

日本フルーツでは、これらの地域で生産される果物を特産品としてお届けするために、社長自ら全ての地域を訪問し、土地の特性や流通状況を丁寧に調査。地域ごとに適した果物を見極め、市場での仕入れを通じて選りすぐりの品を確保しています。

こうして選定した果物は、各自治体様と連携のうえ、「ふるさと納税の返礼品」として全国の皆さまへお届けしております。

地元市場で培った目利き力と、地域への深い理解を活かし、熊本ならではの旬の美味しさと魅力をお届けできるよう、今後も発信に努めてまいります。

飽託地域

飽託郡(ほうたくぐん)は、かつて熊本県に存在した郡であり、1889年(明治22年)の町村制施行により飽田(あきた)郡・託麻(たくま)郡の区域をもって発足しました。その後、徐々に県都熊本市への編入が進み、2010年には完全に熊本市に編入され消滅しました。現在でも「飽託地域」として、歴史的な地域名が地元で親しまれています。

熊本市街地(熊本市中央区)
熊本城(熊本市中央区)

飽託地域の市区町村・中心都市

  • 飽託郡
    • 熊本市中央区
    • 熊本市西区
    • 熊本市北区(植木町を除く)
    • 熊本市南区(城南町・富合町を除く)
  • 行政の中心:熊本市中央区(熊本県庁所在地)
  • 経済の中心:熊本市中央区
  • 交通拠点
    • 主要駅:熊本駅(熊本市西区)
    • バス停留所:桜町バスターミナル(熊本市中央区)
    • 高速道路:
      • 九州自動車道:熊本インターチェンジ(熊本市東区)
    • 港湾:熊本港(熊本市西区)

上益城地域

​上益城郡(かみましきぐん)は、熊本県に位置する郡で、現在は嘉島町・甲佐町・益城町・御船町・山都町の5町を含みます。

通潤橋(山都町矢部地区)
阿蘇くまもと空港(益城町)

上益城地域の市区町村・中心都市

  • 上益城郡
    • 御船町
    • 益城町
    • 嘉島町
    • 甲佐町
    • 山都町(矢部地区・清和地区)
  • 行政の中心:御船町(上益城地域振興局所在地)
  • 経済の中心:益城町
  • 交通拠点
    • 主要駅:なし(熊延鉄道・御船駅は1964年廃止)
    • バス停留所:御船停留所(御船町)・御船インターチェンジ(御船町)・イオンモール熊本(嘉島町)
    • 高速道路:
      • 九州自動車道:益城熊本空港IC(益城町)・御船IC(御船町)
      • 九州中央自動車道:山都通潤橋IC(山都町矢部地区)
    • 空港:阿蘇くまもと空港(益城町)

宇城地域

宇城地域は宇土郡と下益城郡の2つの郡で構成されており、宇土市、宇城市(三角町・不知火町・松橋町・豊野町・小川町)、美里町、熊本市南区の城南町・富合町を含みます。

宇城市三角町(三角西港)
宇城市不知火町

宇城地域の市区町村・中心都市

  • 宇土郡
    • 宇土市
    • 宇城市三角町
    • 宇城市不知火町
  • 下益城郡
    • 宇城市松橋町
    • 宇城市豊野町
    • 宇城市小川町
    • 美里町(中央・砥用)
    • 熊本市南区(城南町・富合町)
  • 行政の中心:宇城市松橋町(宇城地域振興局所在地)
  • 経済の中心:宇土市
  • 経済の中心:益城町
  • 交通拠点
    • 主要駅:宇土駅(宇土市)・松橋駅(宇城市不知火町)
    • バス停留所:松橋バスターミナル(宇城市松橋町)
    • 高速道路:
      • 九州自動車道:松橋IC(宇城市松橋町)・城南SIC(熊本市南区)
      • 熊本天草幹線道路:みすみIC(宇城市三角町)
    • 港湾:三角港(宇城市三角町)

玉名地域

玉名地域は熊本県の北西部に位置し、温暖な気候と肥沃な土地を活かして、フルーツの栽培が盛んに行われています。

玉名市街地(玉名市)
三井三池炭鉱・万田坑跡(荒尾市)

玉名地域の市区町村・中心都市

  • 玉名郡
    • 玉名市(玉名・岱明・横島・天水)
    • 荒尾市
    • 長洲町
    • 南関町
    • 玉東町
    • 和水町(菊水・三加和)
  • 行政の中心:玉名市(玉名地域振興局所在地)
  • 経済の中心:玉名市高瀬
  • 交通拠点
    • 主要駅:新玉名駅・玉名駅(玉名市)
    • バス停留所:玉名駅前(玉名市)
    • 高速道路:
      • 九州自動車道:南関IC(南関町)・菊水IC(和水町)
    • 港湾:長洲港(長洲町)

鹿本地域

鹿本地域(かもとちいき)は、山鹿市と熊本市北区の植木町を中心とする地域です。この地域は、肥沃な土地と阿蘇から流れる清流、温暖な気候など、農作物の栽培に非常に適した条件が整っています。そのため果物の生産が古くから盛んで、特にスイカの名産地として全国的にも知られています。

八千代座(山鹿市山鹿)
鞠智城(山鹿市菊鹿町)

※鞠智城がある山鹿市菊鹿町城北は1955年4月1日以前は菊池地域の菊池郡城北村

鹿本地域の市区町村・中心都市

  • 鹿本郡
    • 山鹿市(山鹿・鹿北・菊鹿・鹿央・鹿本)
    • 熊本市北区(植木町)
  • 行政の中心:山鹿市(鹿本地域振興局所在地)
  • 経済の中心:山鹿市山鹿
  • 交通拠点
    • 主要駅:植木駅(熊本市北区植木町)
    • バス停留所:山鹿バスセンター(山鹿市山鹿)
    • 高速道路:
      • 九州自動車道:植木IC(熊本市北区植木町)

山鹿市

山鹿温泉街(山鹿市山鹿)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
鹿本町来民(山鹿市鹿本町)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
山鹿灯篭(山鹿市)
八千代座(山鹿市)

熊本県の北部に位置する山鹿市は、豊かな自然と古くからの文化が息づく風情あるまちです。熊本市から車で約1時間、北側には福岡県や大分県と接する広大なエリアに広がっており、南部は穏やかな盆地、北部は標高1000メートル級の山々が連なる山地となっています。市の中心を流れる菊池川の流域には古墳が数多く点在しており、特にチブサン古墳をはじめとした装飾古墳群は全国的にも知られています。歴史的にも古く、奈良時代の文献にも「山鹿」という地名が登場しており、長い時間をかけて育まれてきたまちであることがわかります。

江戸時代には豊前街道の宿場町として栄え、参勤交代の一行が行き交う重要な交通の要衝としてにぎわいました。この時代に整備された町並みは、現在も中心部にその面影を残しており、石畳の道や歴史ある建物が地域の風景を彩っています。また、国の重要文化財にも指定されている芝居小屋「八千代座」は、明治時代に建てられた由緒ある建築で、現在も歌舞伎や演芸、音楽イベントなどが行われており、山鹿のシンボルのひとつとなっています。

市内には「さくら湯」をはじめとした温泉地が点在しており、山鹿温泉、平山温泉、鹿本温泉、熊入温泉、菊鹿温泉、鹿北温泉の六つの源泉地は「六湯郷(ろくとうきょう)」と呼ばれ、湯治や観光で訪れる人々を癒しています。温泉はとろみのあるやわらかな泉質が特徴で、美肌の湯としても人気があり、日帰り入浴施設から宿泊施設まで幅広く整備されています。

夏の風物詩として知られる「山鹿灯籠まつり」は、全国的にも有名なお祭りです。毎年8月、女性たちが金銀の和紙で作られた灯籠を頭にのせ、「よへほ節」にあわせて踊る幻想的な姿は、訪れる人の心を強く打ちます。この灯籠はすべて紙と糊だけで作られており、熟練の職人の技が光る伝統工芸品です。まちはこの祭りを通して地域の誇りと美意識を次世代へと伝え続けています。

また、山鹿市は農業も盛んで、栗や茶、柿などの特産品が各地で栽培されています。特に山鹿和栗は大粒で甘みがあり、和菓子などへの加工品としても人気があります。そのほか、来民の「渋うちわ」や地元産の天然素材を使った民芸品なども地域の魅力として知られています。

2005年には山鹿市に加え、鹿本町、鹿北町、鹿央町、菊鹿町が合併し、現在の山鹿市が誕生しました。それぞれの旧町は「市民センター」として機能を維持しながら、地域ごとの特性を生かしたまちづくりが続けられています。教育面では市内に複数の高校や中学校、小学校があり、自然や伝統文化を生かした教育活動が行われています。

交通については、鉄道の駅はありませんが、国道3号や県道、バス路線が充実しており、熊本市や玉名市、南関町などとの行き来もスムーズです。また、地域内では乗合タクシーやジャンボタクシーの運行もあり、高齢者や買い物弱者への移動支援としても役立っています。

山鹿市は、観光だけでなく、暮らしやすさを備えた地域としても注目されています。温泉地としての魅力、歴史的な資源、そして人々の温かさに触れることで、訪れる人に深い印象を与えるまちです。今後も伝統と自然の調和を大切にしながら、持続可能な地域づくりを進めていくことでしょう。

熊本市北区

植木町(熊本市北区)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
田原坂(熊本市北区)
植木温泉(熊本市北区)

熊本市の北部に広がる北区は、市内でもっとも広い面積を持つ行政区として知られています。この地域は、かつて植木町や清水村などの自治体で構成されていた歴史をもち、2010年の植木町合併を経て現在の北区のかたちとなりました。熊本市の中央区や西区、東区と接しているほか、玉東町や山鹿市、菊池市、合志市、菊陽町といった周辺の自治体とも境を接しており、交通や経済の要衝としての役割も担っています。

区の中心を流れるのは井芹川や坪井川、白川といった河川で、これらの豊かな水系が地域の農業を支えてきました。特に、夏の風物詩として全国に知られる「植木スイカ」は北区の代名詞ともいえる存在で、甘みと瑞々しさを兼ね備えた逸品として高く評価されています。ほかにもメロンや野菜の栽培が盛んで、農産物の直売所や観光農園では、地元の恵みを楽しむことができます。

また、北区は歴史の舞台でもあります。西南戦争の激戦地として知られる田原坂には、弾痕が残る建物や史跡が保存され、平和への祈りを込めて多くの方が訪れます。歴史や伝統を今に伝える施設としては、熊本国際民藝館もあり、地域の文化や工芸を深く知ることができます。

交通面では、JR鹿児島本線や豊肥本線、熊本電鉄が区内を走り、中心市街地や近隣市町へのアクセスも良好です。北区内には田原坂駅や植木駅、西里駅、竜田口駅、武蔵塚駅など複数の駅が点在しており、通勤・通学や観光に便利な路線網が形成されています。自動車での移動においても、九州自動車道の植木インターチェンジや北熊本スマートインターなどが整備されており、物流の拠点としても重要なエリアです。

教育環境にも恵まれており、公立の小中学校や熊本北高校、熊本保健科学大学、崇城大学(薬学部・芸術学部)などの教育機関が立地しています。地域全体として子育てや学びを支える体制が整えられており、静かな住宅地と利便性の高い商業エリアが共存するバランスの取れた暮らしやすいまちです。

産業面では、フジバンビやフンドーダイ、KMバイオロジクスといった地元を代表する企業の本社・拠点があり、地場のものづくりや食品産業、医薬関連の研究開発も活発です。こうした企業活動と地域の生活が調和し、地域経済の安定を支えています。

さらに、文化や自然を楽しむスポットも豊富です。フードパル熊本では、地元の食文化や加工品に触れながら、子どもから大人まで楽しめる体験施設が揃っています。また、四季折々の風景を楽しめる公園や散策路も多く、地域住民の憩いの場として親しまれています。

北区は、都市機能と農村の魅力が共存する地域として、これからも持続可能で豊かなまちづくりを目指して発展していくことでしょう。歴史、文化、自然、暮らしやすさのすべてを兼ね備えた熊本の北の玄関口、それが北区です。

鹿本地域の代表的なフルーツ

山鹿市では伝統ある菊池川流域の豊かな土壌を活用した農業が盛んで、特にメロンやスイカは甘くてジューシーな味わいで人気です。また、熊本市北区の植木町は日本有数のスイカの産地として知られ、甘味が濃厚でシャリ感が良く、多くのファンに愛されています。

  • 大玉スイカ
  • 小玉スイカ(ひとりじめなど)
  • メロン(肥後グリーンメロン、アールスメロン)
  • みかん
  • イチゴ
  • ぶどう(シャインマスカットなど)

芦北地域

芦北地域(あしきたちいき)は、芦北町、津奈木町、水俣市で構成されています。芦北町は行政の中心地であり、地域行政の中心としての役割を担っています。また、水俣市は経済活動の中心地として地域の産業を牽引しています。

エコパーク水俣(水俣市)
芦北町

芦北地域の市区町村・中心都市

  • 葦北郡
    • 芦北町(芦北・田浦)
    • 津奈木町
    • 水俣市
  • 行政の中心:芦北町(芦北地域振興局所在地)
  • 経済の中心:水俣市
  • 交通拠点
    • 主要駅:
      • 九州新幹線:新水俣駅
      • 在来線(肥薩おれんじ鉄道):水俣駅(水俣市)・佐敷駅(芦北町)
    • バス停留所:水俣駅前・水俣市役所(水俣市)
    • 高速道路:
      • 南九州自動車道:水俣IC(水俣市)・芦北IC(芦北町)
    • 港湾:水俣港(水俣市)・佐敷港(芦北町)
佐敷町(芦北町佐敷)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
田浦町(芦北町田浦)
湯浦町(芦北町湯浦)

芦北町は、熊本県南部の葦北郡に位置し、芦北地域の行政の中心地として機能しています。町内には熊本県の出先機関である芦北地域振興局や芦北警察署などの行政機関が設置されており、近隣地域に対する行政サービスの拠点となっています。特に佐敷地区は町役場をはじめとする主要機関が集まる中核地区です。

水俣市街地(水俣市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

水俣市は、芦北地域における経済の中心都市であり、商業・流通・産業面での機能が集積しています。かつて工業都市として発展した背景を持ち、現在も芦北地域全体の経済活動を牽引する役割を担っています。商業施設や交通インフラも整備されており、周辺町村からのアクセスも多く、地域経済のハブとなっています。

津奈木町

津奈木町は熊本県葦北郡に属する町で、水俣市の北隣に位置する。名前は、景行天皇が船を「おつなぎ」になったという伝説に由来する。製造業を誘致する工業団地が整備されており、地域経済を支えている。
交通は肥薩おれんじ鉄道の津奈木駅や南九州自動車道の津奈木ICを有するなど利便性が高く、芦北地域の中では水俣市と芦北町の間に位置する交通の要衝である。
観光面では重盤岩や津奈木温泉、つなぎ美術館が知られており、地域の観光拠点としての役割も果たしている。

芦北地域の代表的なフルーツ

八代海に面したこの地域は、海からのミネラル豊富な潮風や温暖で日照時間が長い気候を活かした柑橘類の栽培が特に盛んで、「デコポン」や「甘夏」「晩柑」などの柑橘類の名産地として知られています。また、果物以外にも海産物や観光資源にも恵まれ、近年では地域ブランドを活かした特産品の開発・販売が積極的に進められています。

  • デコポン(不知火)
  • 甘夏みかん
  • 温州みかん
  • ハウスみかん
  • 晩白柚(ばんぺいゆ)
  • ポンカン
  • イチジク

天草地域

天草地域の中心は天草市本渡地区であり、行政・経済の両面で地域の中核を担っています。上天草市は観光や商業活動で地域経済を支え、苓北町は農業・漁業が中心の地域として知られています。

牛深ハイヤ大橋(天草市牛深)

パールラインと天草諸島(上天草市松島)

天草地域の市区町村・中心都市

  • 天草郡
    • 天草市(本渡・牛深・五和・新和・河浦・天草・栖本・有明・倉岳・御所浦)
    • 上天草市(大矢野・松島・姫戸・龍ヶ岳)
    • 苓北町
  • 行政の中心地:天草市本渡地区(天草広域本部所在地)
  • 経済の中心地:天草市本渡地区
  • 交通拠点
    • 主要駅:なし
    • バス停留所:本渡バスセンター(天草市本渡)
    • 高速道路:
      • 熊本天草幹線道路:本渡港IC(天草市本渡)・瀬戸IC(天草市)・合津IC(上天草市松島町)
    • 港湾:本渡港(天草市本渡)・鬼池港(天草市五和町)・牛深港(天草市牛深)・松島港(上天草市松島町)・中田港(天草市新和町)・御所浦港(天草市御所浦)・江樋戸港(上天草市大矢野町)
本渡市街地(天草市本渡)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

旧本渡市(現・天草市本渡地区)は、天草地域における行政・経済・交通の中心地です。
かつて天草地方で最大の人口を抱え、現在も天草市役所の本庁舎が置かれ、天草全体を統括する行政の中枢として機能しています。
本渡バスセンターや天草空港を擁し、交通の結節点としても重要であり、商業・物流・観光の拠点として多くの人が集まる地域です。
また、医療・教育機関や金融機関も集中しており、天草地域における都市機能の中心エリアとしての役割を果たしています。

牛深市街地(天草市牛深)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

旧牛深市(現・天草市牛深地区)は、天草地域の第二の都市です。かつて全国第2位の水揚げ量を誇った漁業都市で、天草地域における南部の拠点都市として発展しました。
戦後はイワシ漁を中心に港が賑わい、地域経済は漁業を基盤に活気を見せていましたが、1990年代中頃を境に漁獲量が減少。これにより市街地も次第に静まり、経済・人口ともに縮小を余儀なくされました。
現在では、伝統の「牛深ハイヤ祭り」やランドマークである「牛深ハイヤ大橋」など、歴史と文化を活かした地域振興が進められており、天草南部の観光・文化の拠点として再生への道を歩んでいます。

大矢野町(上天草市)
松島町(上天草市)

上天草市(かみあまくさし)は、熊本県の天草諸島東部に位置する市。2004年に大矢野町・松島町・姫戸町・龍ヶ岳町の4町が合併して誕生した。
「天草五橋」や、日本三大松島の一つ「天草松島」など、風光明媚な景観が有名である。市内には温泉やイルカウォッチング、マリンスポーツを楽しめる観光スポットが多く、「天草四郎メモリアルホール」などキリシタン関連施設も点在する。
特産品はクルマエビ、真鯛、ハモ、ちりめんじゃこ、天草大王、真珠、柑橘類(天草晩柑、パール柑)など。産交バスが市内各地と熊本市や宇城市を結び、天草宝島ラインなど海上交通も整備されている。
地域振興や観光誘致に積極的で、ゆるキャラ「四郎くん」なども活用している。

天草地域の代表的なフルーツ

天草地域(あまくさちいき)は熊本県南西部に位置し、天草諸島から構成されています。温暖な気候と海に囲まれた環境を活かして、柑橘類を中心とした果物の栽培が盛んに行われています。

  • デコポン(不知火)
  • 温州みかん
  • 甘夏みかん
  • 晩柑(河内晩柑)
  • ポンカン
  • レモン
  • びわ

八代地域

八代地域は八代市と氷川町で構成され、熊本県南部の経済的・行政的な中核地域となっています。八代市は地域経済の中心であるとともに、八代港や高速道路など交通インフラが整備され、物流拠点としても重要な役割を果たしています。

やつしろ全国花火大会(八代市)
八代市街地(八代市)

八代地域の市区町村・中心都市

  • 八代郡
    • 八代市(八代・鏡・千丁・坂本・東陽・泉)
    • 氷川町(竜北・宮原)
  • 行政の中心地:八代市(県南広域本部所在地)
  • 経済の中心地:八代市
  • 交通拠点
    • 主要駅:新八代駅・八代駅
    • バス停留所:新八代駅・八代インターチェンジ
    • 高速道路:
      • 九州自動車道:八代IC(八代市)・宇城氷川SIC(氷川町)
      • 南九州自動車道:八代南IC(八代市)・日奈久IC(八代市)
八代市街地(八代市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

八代市は熊本県南部に位置する、県内第2の人口を有する八代地域の行政・経済の中心都市です。
市内には八代地域振興局や税務署、保健所など国・県の出先機関が集積し、行政の中核を担っています。

また、い草の生産日本一や晩白柚・トマトなどの農業、八代臨海工業地域の製造業、八代港・新八代駅を活かした交通・物流の拠点としても重要です。
妙見祭や日奈久温泉、全国花火競技大会など観光・文化資源も豊富で、地域全体を牽引する中核都市としての役割を果たしています。

太田郷(八代市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

高速道路の八代インターチェンジや、JR鹿児島本線の八代駅、九州新幹線の新八代駅は、八代市の中心市街地ではなく、市街地の外れに位置する旧太田郷町(おおたごうまち)地区に立地しています。
特に、新八代駅は九州新幹線の停車駅であり、地域の玄関口として機能していますが、実際の市街地から距離があるため、利用の際には交通アクセスの確認が重要となります。

鏡町(八代市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

旧鏡町(現・八代市鏡町)は、かつて八代郡北部の中心的存在であり、現在も八代地域第二の都市として重要な役割を担っています。
農業が盛んで、八代平野の肥沃な土地を活かした米や野菜の栽培が行われており、交通面では鹿児島本線・有佐駅や主要県道が通るなど、陸路交通の要衝として機能しています。
地域には八代農業高校や複数の小中学校、各種神社や鏡ヶ池、有佐貝塚などの歴史・文化資源も多く、生活・教育・信仰が根付く地域拠点となっています。
また、鏡支所(旧町役場)が今も行政サービスの中心として機能しており、八代市の中でも独自性と自治意識が強い地域として存在感を放っています。

日奈久温泉街(八代市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

日奈久温泉(ひなぐおんせん)は、熊本県八代市南部に位置する歴史ある温泉地で、かつては葦北郡に属していた「芦北地域」の一部でした。
1409年の開湯以来、熊本藩細川家の藩営温泉として栄え、江戸時代から明治・大正・昭和にかけて温泉街として発展。現在も木造三階建ての旅館や細い路地が残る風情ある町並みが魅力です。
泉質は弱アルカリ性単純泉で、毎時140トンの湧出量を誇り、ほとんどの旅館がかけ流し。冬には晩白柚風呂も楽しめ、海の幸や名産のちくわ、竹細工、高田焼なども人気です。
かつては葦北郡日奈久町として独立していましたが、1955年に八代市へ編入。現在では八代市の観光資源の一つとして、歴史・文化・湯治の魅力を兼ね備えた温泉地として訪れる人々を惹きつけています。

宮原(氷川町)

氷川町宮原(旧宮原町)は、熊本県中部の八代郡氷川町にある地区である。2005年に竜北町と合併し、氷川町となった。

熊本県で最も面積が小さい自治体であったが、古くから交通の要衝として栄えてきた歴史がある。特に江戸時代には薩摩街道の宿場町および宮原三神宮の門前町として賑わい、現在も宮原三神宮では毎年「三神宮秋季大祭」が開催されるほか、「火の国みやはら桜まつり」などの地域イベントも開催されている。

交通面では九州自動車道が通り、宮原サービスエリアが設置されている。鉄道駅は町内になく、隣接する八代市の有佐駅が最寄り駅となる。宮原地区は、梨やい草などの農業が盛んであるほか、地域活性化を目的とした「宮原まちづくり株式会社」が設立され、地域振興に取り組んでいる。

また、プロ野球の名選手で福岡ソフトバンクホークス元監督の秋山幸二の出身地としても知られている。

千丁町(八代市)

千丁町(せんちょうまち)は、熊本県八代郡にあった町で、現在は八代市の一地区となっている。1889年に千丁村として成立し、1976年に町制施行で千丁町となったが、2005年に八代市および周辺自治体との合併で消滅した。

八代平野に位置し、鹿児島本線の千丁駅が交通の中心となっている。かつて肥後藺草(いぐさ)栽培と畳表生産が盛んであり、肥後畳表の始祖である岩崎主馬忠久を祀る岩崎神社がある。また、吉王丸日吉神社も地域の名所として知られる。

著名な出身者には元プロ野球選手の園川一美、大相撲力士の巖虎寛一がいる。現在は八代市の一部として、地域の文化や歴史を伝えている。

八代地域の代表的なフルーツ

八代市は熊本県南部の経済・流通拠点。特にデコポン(不知火)や晩白柚などの柑橘類、甘味が強くジューシーな梨、ブランドいちご「ゆうべに」の栽培が盛んです。特に「八代産晩白柚」は全国的に評価が高い特産品です。氷川町は温州みかんや晩柑などの柑橘類が盛んに栽培されています。八代平野の豊かな土壌を活かした農業が特徴で、フルーツの他にも野菜などが広く生産されています。

  • 晩白柚(ばんぺいゆ)
  • デコポン(不知火)
  • 温州みかん
  • イチゴ(ゆうべになど)
  • 梨(幸水・豊水・新高)
  • メロン(肥後グリーンメロン)

球磨地域

球磨地域(くまちいき)は熊本県南部の人吉盆地を中心に位置しており、清流・球磨川が流れる豊かな自然環境を活かし、古くから農業が盛んな地域です。寒暖差の大きな盆地特有の気候を利用した甘く濃厚な味わいのフルーツ栽培に定評があります。

球磨川の川下り(人吉市)
球泉洞(球磨村)

球磨地域の市区町村中心都市

  • 球磨郡
    • 人吉市
    • 五木村
    • 山江村
    • 球磨村
    • 錦町
    • あさぎり町(免田町・深田村・須江村・上村・岡原村)
    • 相良村
    • 水上村
    • 多良木町
    • 湯前町
  • 行政の中心:人吉市(球磨地域振興局所在地)
  • 経済の中心:人吉市
人吉市街地(人吉市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
免田町(あさぎり町)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
多良木町
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
湯前町
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

球磨地域の代表的なフルーツ

球磨地域は、日本三大急流の一つである球磨川が流れ、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候と肥沃な土地を活かした果物栽培が特徴です。特に栗の栽培が盛んで、ブランド栗として全国的に知られる「山江栗」や「利平栗」などが有名です。また、梨、柿、柚子なども品質が高く、地域の特産品として評価されています。これらを活用した加工品も数多く開発され、地域の経済活性化にも貢献しています。

  • 梨(豊水・幸水・新高など)
  • ぶどう(シャインマスカット、巨峰など)
  • 桃(白鳳など)
  • 栗(利平栗など)
  • 柿(富有柿・太秋柿)
  • ゆず
  • ブルーベリー
  • いちご(ゆうべに・ひのしずく)

菊池地域

菊池地域(きくちちいき)は、熊本県の北東部に位置し、阿蘇の外輪山に囲まれた肥沃な土地と豊富な水資源を活かした農業が盛んです。特に果物栽培は多種多様で品質が高く、全国的に評価されています。

菊池渓谷(菊池市)
TSMC熊本工場(菊陽町)

菊池地域の市区町村・中心都市

  • 菊池郡
    • 菊池市(菊池・七城・泗水・旭志)
    • 合志市(合志・西合志)
    • 菊陽町
    • 大津町

菊池地域の行政の中心地は菊池市であり、熊本県の菊池地域振興局が設置されています。合志市や菊陽町、大津町は熊本市のベッドタウンとして発展が進み、商業施設や工業団地も多く立地する経済的な中心地となっています。

  • 行政の中心:菊池市隈府(県北広域本部所在地)
  • 経済の中心:菊陽町光の森
菊池市街地(菊池市)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

菊池市隈府は、熊本県北部・菊池地域における行政の中心地であり、長年にわたり地域の中核を担ってきました。
市役所や税務署、警察署、労基署、ハローワークなど主要な行政機関が集積し、公共サービスの拠点となっています。
また、南北朝時代の菊池氏ゆかりの地としての歴史的価値や、菊池温泉・渓谷といった自然・観光資源にも恵まれ、農業も盛んな地域です。
一方で近年は、経済面で急成長する菊陽町に中心機能が移りつつあり、商業・雇用・人口流出が課題となっています。
今後は、行政・歴史・自然という地域資源を活かしながら、持続可能な地域づくりと経済活性化が求められています。

光の森市街地(菊陽町)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

菊陽町は、熊本市に隣接する菊池郡の町で、近年は菊池地域の経済成長の中核として急速に発展しています。
熊本市へのアクセスの良さからベッドタウン化が進み、光の森エリアを中心に人口が急増。町の人口密度は県内でも屈指で、商業施設や住宅地の開発が活発です。
また、ソニーや富士フイルム、TSMC関連の半導体工場などが集積し、九州有数の先端産業拠点として注目されています。
経済規模は年々拡大し、地価・雇用・商業機能においても、従来の中心地であった菊池市を上回る勢いで成長中です。今や菊池地域における経済・人口の牽引役であり、熊本県全体の産業戦略においても重要なポジションを占める地域となっています。

合志市竹迫(旧合志町)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
合志市御代志(旧西合志町)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

合志市は、熊本県北部に位置する若い都市であり、菊池地域で最も人口が多い自治体です。
熊本市に隣接し、ベッドタウンとして発展する一方、黒ボク土壌を活かした農業や、合志技研・東京エレクトロンなどの先端企業も立地し、農工共存の都市として成長しています。
市内には熊本高専や農業・食品研究施設、再春医療センターなどもあり、学術・医療・研究機能も備える地域の重要拠点です。
また、交通インフラや公共施設も充実しており、近年の人口増加率も高く、若年層を中心に活気あるまちづくりが進められています。

菊池地域の代表的なフルーツ

菊池地域は阿蘇の伏流水と肥沃な土壌を活用した果物栽培が盛んで、県内外で品質の高さが評価されています。特に菊池市は梨やぶどうなどの果物栽培が盛んであり、観光農園も数多く点在します。菊陽町や合志市、大津町は都市近郊型農業が発達し、シャインマスカットや桃、梨などの栽培が活発です。これらの地域は交通の利便性を活かし、熊本市近郊や県外への販路開拓にも積極的に取り組んでいます。

  • 梨(豊水・幸水・新高など)
  • ぶどう(シャインマスカット・巨峰など)
  • 桃(白鳳・あかつきなど)
  • スイカ(大玉・小玉)
  • メロン(肥後グリーンメロンなど)
  • イチゴ
  • 柿(太秋柿・富有柿など)

阿蘇地域

阿蘇地域(あそちいき)は熊本県の北東部に位置し、雄大な阿蘇山を中心とした標高の高い土地と寒暖差の大きな気候を活かして、特徴的な果物栽培が行われています。

草千里ヶ浜(阿蘇市・南阿蘇村)
鍋ヶ滝(小国町)

阿蘇地域の市区町村・中心都市

  • 阿蘇郡
    • 阿蘇市
    • 小国町
    • 南小国町
    • 産山村
    • 南阿蘇村
    • 高森町
    • 西原村
    • 山都町(蘇陽地区)

阿蘇地域の中心は阿蘇市一の宮町であり、地域の行政および経済活動の中核を担っています。また南阿蘇村や高森町は観光や農業が盛んで、阿蘇の自然景観を活かした地域振興を行っています。

  • 行政の中心:阿蘇市一の宮町宮地(阿蘇地域振興局所在地)
  • 経済の中心:阿蘇市一の宮町宮地
宮地市街(阿蘇市一の宮町宮地)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

一の宮町宮地は、2005年に阿蘇町、一の宮町、波野村が合併して誕生した阿蘇市および阿蘇地域全体の行政中心地で、市役所をはじめ、県や国の各種出先機関が集積している。阿蘇神社を中心とした歴史ある門前町には古い街並みが残され、近年は観光客向けにおしゃれなカフェや店舗が増え、人気スポットとなっている。阿蘇神社は全国に約500社ある阿蘇神社の総本社であり、火山信仰の中心として古代から重要な地位を占めてきた。近年の熊本地震では甚大な被害を受けたが、現在は再建が進んでいる。また、地区内では伝統的な祭事やイベントが盛んで、阿蘇地域の文化的な中心地としても重要な役割を担っている。

内牧温泉街(阿蘇市内牧)
(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

内牧地区は旧阿蘇町の中心地で、古くから湯治場として栄えた歴史ある阿蘇内牧温泉を擁する観光・商業の拠点である。旅館やホテルが軒を連ね、多くの観光客や湯治客で賑わう。地区内には飲食店や土産店が集まり、阿蘇地域の名産品である「あか牛」、高菜、馬肉を使った「あか牛丼」「高菜めし」「馬刺し」などの郷土料理が観光客に人気となっている。また、阿蘇カルデラの雄大な景色が楽しめるほか、阿蘇観光の交通拠点としての機能も果たしている。

小国町宮原

小国町(おぐにまち)は、熊本県阿蘇郡にある町。肥後小国(ひごおぐに)とも呼ばれ、町域の約8割を山林が占め、その大半は特産の「小国杉」である。北部は大分県と接し、筑後川の源流である杖立川が流れる。
町の経済は林業が中心だったが、現在はジャージー牛の酪農や大根栽培など農業、杖立温泉などの観光業も盛んである。杖立温泉をはじめ、わいた温泉郷、奴留湯温泉、岳の湯温泉など、数多くの温泉地が点在する。
小国町は北里柴三郎の出身地として知られ、その生家は「北里柴三郎記念館」として整備されている。他にも鍋ヶ滝、小国両神社、坂本善三美術館などの観光スポットがある。
鉄道(国鉄宮原線)は廃止されており、現在は路線バスやコミュニティバスが町内外とを結ぶ交通手段として機能している。

高森町

高森町(たかもりまち)は、熊本県阿蘇郡にある町。阿蘇五岳の南東部に位置し、町の西側は阿蘇カルデラの内部(南郷谷)にあり、行政・商業・観光の中心となっている。町役場や南阿蘇鉄道の終点・高森駅もこの地域にある。東側は外輪山を挟み、奥阿蘇と呼ばれる地域で、大分県竹田市や宮崎県高千穂町に隣接する。
農業と観光業が経済の中心で、キャベツやスイカ・メロンなど高冷地野菜のブランド化を推進している。観光では根子岳や高森湧水トンネル公園、「九十九曲り」と呼ばれる桜の名所などが有名。地元の伝統料理である「高森田楽」や炭焼き地鶏も観光客に人気が高い。2013年には「日本で最も美しい村」連合に加盟した。

蘇陽町・馬見原(山都町)

蘇陽町はかつて熊本県阿蘇郡にあった町で、現在は合併により山都町の一部となっている。町の中心である馬見原地区は、江戸時代から肥後(熊本)と日向(宮崎)を結ぶ日向往還の宿場町として栄え、歴史的な街並みが残る。毎年開催される「火伏地蔵祭」は地蔵神輿に水を浴びせる伝統的な祭りで、商家によるユニークな造り物が特徴的である。蘇陽地区には古くから信仰される幣立神宮のほか、蘇陽峡や舟の口水源といった自然景観も豊富で、高冷地農業による米や高原野菜の生産も盛んである。

阿蘇地域の代表的なフルーツ

阿蘇地域は阿蘇山を中心とする標高が高く寒暖差の大きい気候と豊富な水資源を活かし、特色あるフルーツ栽培が盛んです。阿蘇市や南阿蘇村、高森町、西原村、山都町(蘇陽地区)では、ぶどう(シャインマスカット、巨峰など)、梨、柿、桃などが栽培されており、特に阿蘇産のりんごは糖度が高く甘味が凝縮されていると全国的に評価されています。また、小国町、南小国町、産山村の高原地域では、ブルーベリーや栗などの高冷地向け果物が盛んで、観光農園としても人気を集めています。地域全体で農業と観光を融合させた取り組みが活発で、特産品のブランド化や地域活性化を推進しています。

  • ぶどう(巨峰・シャインマスカットなど)
  • ブルーベリー
  • いちご(ゆうべになど)
  • 柚子(ゆず)