かんしょ・甘薯(さつまいも)

かんしょ・甘薯(さつまいも)

かんしょ(阿蘇郡西原村産)(左上)
甘薯(熊本県産)(右)
紅はるか・さつまいも・JAかみましき(上益城郡産)(左下)
JA菊池 紅はるか(大津町産)(左上)
山中農園 シルクスイート(西原村産)(右上)
JA熊本市 ほりだし君(高系14号)(熊本市産)(左下・右下)
紅はるか(熊本県産)(右上)
シルクスイート(熊本県産)(左下)
集落・地区経営体数(2020年)
①山西村(阿蘇郡西原村)
※小森・布田・宮山・鳥子
86
②平真城村(菊池郡大津町)
※平川・真木・古城
61
③護川村(菊池郡大津町)
※杉水・矢護川
26
③河原村(阿蘇郡西原村)26
⑤津森村(上益城郡益城町)
※田原・下陣・上陣・小谷・杉堂・寺中
24
⑥合志村(合志市)
※竹迫・福原・幾久富・上庄・豊岡・栄
13
⑦白水村(菊池郡菊陽町)
※曲手・馬場楠・戸次・辛川
12
⑧大津(菊池郡大津町)
※大津・新・灰塚・引水・室
9
⑨原水村(菊池郡菊陽町)8
⑩上村(球磨郡あさぎり町)
上東・上北・上南・上西・皆越
7

菊池地域の東部(菊池市・大津町・菊陽町)と阿蘇郡西原村に経営体数が多い甘薯の生産地が集積している。阿蘇外輪山の西側に産地が多いことが分かる。

西原村と大津町は、阿蘇外輪山に隣接し火山灰土壌に恵まれ、かんしょの栽培が熊本県で最も盛んな地域です。

西原村は東側に俵山をはじめとする阿蘇外輪山を抱え、村域の大部分を山林が占める。耕作可能地は限られており、主に山麓部および益城町に隣接する台地上に集中しています。とりわけ、高遊原(たかゆうばる)の溶岩台地に位置する山西地区は、県内で最もかんしょの経営体が多い地区です。高遊原台地は大峰山の火山活動によって形成された溶岩台地であり、水はけの良い火山性土壌が広がっています。こうした条件のもと、西原村では、滑らかで上品さが特徴の『シルクスイート』が主力品種として栽培されています。JA阿蘇では品種統一によるブランド化に取り組み、産地としての品質の均一化と付加価値向上を図っています。

大津町はかんしょの生産量が熊本県内トップを誇ります。阿蘇外輪山西側から白川平野へと広がる構造を持ち、北部には広い畑作地帯が形成されています。JA菊池管内であり、高い糖度で甘い蜜が特徴の『紅はるか』・ホクホクで栽培しやすい『ほりだし君(高系14号)』の2品種体制で運営されていますが、対外的なブランドとしては紅はるかが主軸となっています。特に11月以降の出荷分は、貯蔵庫で芋を寝かせるころでデンプンを糖化させ甘みを増してから出荷するため格別に美味しくなります。